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作業用椅子を新調しました【オカムラ シルフィー】

…この度、[オカムラ シルフィー]という、お高めな椅子を購入しました。

シルフィーまでの道のりと使い心地レビューをして参ります。ちょっと長めです。



良い椅子が欲しい!!

今まで使っていた椅子は6,000円ほどのオフィスチェア。
5年ほど経って、ギイギイと悲鳴を上げ出しました。

クッション部分も廃れてきたし…よし、買い換えよう!と決心。
折角ならば高価な椅子にして、我が腰を労ってやろうと思いました。

長年貯金して今年行く気満々だった海外旅行が中止になってしまい、お金を使いたくて堪らなかったのです…

購入する椅子の条件を考えた(価格・機能・大きさ)

どれを買うか友人や知人に聞いてみたり、ネットで調べたり…
価格はピンキリですね。

オススメで出てきたのはアーロンチェアなど海外の凄い椅子たち。
価格は20万円などなどなど

う〜〜ん。

高価格帯を見すぎて金銭感覚が麻痺し、最終的に予算は10万円〜15万円になりました。

そして、使用用途によって、適する背もたれの傾斜角度があるとのこと。
絵を描く作業には前傾姿勢が良いらしいです。確かに机で何かするときは前のめり。
腰部分にクッションを置いて作業すると姿勢が楽です。

そして、部屋が狭いので圧迫感がないようなデザインや大きさが望ましい…。

あと、実際に使用した方のレビュー、評価なども大事ですね!

条件
  • 価格:15万円以内
  • 前傾姿勢にできる
  • 部屋に馴染みそう
  • どの購入サイトでも口コミが良さげ

オカムラ シルフィー

条件に合う椅子を調べて三千里…
オカムラ シルフィーに辿り着きました。

  • 価格:10万円前後
  • リクライニング3段階(前傾/直立/後傾)
  • 座の上下・奥行き調整
  • 肘掛の高さ・位置調節
  • 背面メッシュ、クッション選択
  • 背面カーブ調節 など

他にも機能多数。
詳細なことは公式ホームページをご覧ください。

ほとんど条件に合致。レビューも上々、見た目も気に入りました。
「こりゃ良いぞ!買いだぁ〜!!」と。

試しに座れるお店が近所になく、ネットで注文することに。
しかし、なかなか注文できずにいました。

迷いポイント・ヘッドレスト

ヘッドレストとは、背もたれ上部に付ける枕状の部分のこと。
オプションで付けることができます。

かっこいい!是非付けたい!!
リクライニングしたとき気持ちよさそう〜!

しかし、シルフィーのヘッドレストは固定式なので、車のように高さ調節ができません。
実際に座ることができない以上、不安でいっぱいです。

脳内でイメージするしか!!

まずは背もたれの傾斜部分の長さがどれくらいなのか、垂直での長さはおおよそ分かるので目分量で角度を想像して計算。
そしてヘッドレストの出っ張り部分がどの辺に来るか何度も背中にメジャーを添わせ…

ひたすらイメトレを繰り返しました。
1週間、悩み続けました。

…悩み疲れました。

「失敗したら違う椅子を買えば良いわ!」と考えるのを放棄し注文。
試座できない以上、買ってみないと分からないですね。

机上の空論じゃダメです。椅子だけに。



シルフィー各所レビュー

注文して2週間後。
シルフィー、いらっしゃいました!!

購入サイトは自分の支払い方法に合わせて探してみてください。
安いな、と思ったのはKagg.jpです。
私は使いたいポイントがあったのでAmazonで注文しました。

注文内容
  • 色:ライトグレー
  • エキストラハイバック
  • 背面素材:メッシュ
  • 肘置き:アジャストアーム (稼働式)
  • 樹脂脚 ホワイトフレーム
  • オプション:ヘッドレスト

色は好みドンピシャな青緑色があったのですが、部屋との相性を優先させて無彩色に。
黒は汚れが目立ちやすいかと思い、ライトグレーを選択しました。

大きさ

完成形が届くので椅子の組み立てがなくラクですが、とても大きな梱包で届きます。
玄関で段ボールを畳むのに一苦労しました。

重量は20kgほどあります。
まだ1人で運べる重さですが、階段などは2人で運んだ方が安心ですね。

さて、部屋の前まで持って参りました。
シルフィーの横幅は70cm
ドアの内幅は68cm

あれ…入らんぞ…??

ドアのことは全く考えていなかったので、一瞬パニックになりましたが傾けてギリギリ通過。
ドア枠を傷つけたくない場合は段ボールなどで保護しておいた方が良いかもしれません。
私はガンガンぶつけてしまいました。

部屋に設置してみて、初めは少し圧迫感がありましたがすぐ慣れました。

座面:クッション

フカフカではありません。
しかし、しっかりしたクッションの方が廃れにくく長く持ちそうです。

「異硬度クッション」で部分によって違う柔らかさになっており、足元は柔らかめでお尻の方は硬めになっています。

背もたれ:メッシュ

通気性重視で選びました。(冬は寒いかも?)
メッシュが背中全面にフィットしてくれます。

また、小柄・大柄な人に合わせて背中のカーブを狭めたり緩めたりできる機能があります。
私は緩い・狭いカーブどちらでも良かったので、自分は中柄なようです。

あと、メッシュの透ける感じがカッコ良くて好きです。

ヘッドレスト・背もたれの高さ

不安に思っていた高さ、実際に座ってみると大丈夫でした。ホッと一安心!

大雑把に測ってみました

ヘッドレストの出っ張り部分は座面から約65cm。
65cm部分が首の真ん中にくると考えると、
座った時の肩(鎖骨あたり)までの座高が約60cm以内ならば、ヘッドレストに肩をぶつけず座れると思います。たぶん。

傾斜に沿わせて測った、座面から背もたれのメッシュ、フレーム、ヘッドレストまでの長さはこんな感じです。

以上、直角を出して正確に測った訳ではありませんので、あくまでご参考までに
頑張ってイメトレしてください。

肘置き:アジャストアーム

見た目は硬そうですが上のグレー部分は肘パッドになっており、ちょっぴり柔らかく弾力があります。

高さ調節ができるので机に引っかかりません。
私は左の肘置きを少し上げてキーボード、右は机と並行めにしてペンタブの操作をしています。左右で違う高さに変えられるので便利です。
また、位置(角度・前後)の調節も少しだけ可能です。

あと、肘置きがあることで左右の逃げ場がなくなり、作業から逃避することが少なくなりました。思わぬところで集中力アップです。

リクライニング機能

座面の下にダイヤルで操作して前傾、直立、後傾に調節・固定。
連動して座面も少し傾きます。

前傾

用途:ペンタブ使用のパソコン作業、ノートを書いたりなどの机の上での作業

前傾になる椅子は今回初めて座りました。

そこまで前のめりではないので、窮屈さはありませんでした。
寄りかかるというより、背筋を背もたれに沿わせて姿勢良く座っている感じ。

猫背が防止されるので、だいぶ腰の負担が軽減されます。
しかし、後ろへの角度と違って体重が座面に多くかかるので、お尻がちょっと痛くなるかも。

直立

用途:タイピング、パソコンで映画鑑賞、読書

背もたれにも体重が分散されてゆったり座れます。

後傾

用途:ぼんやり休憩、仮眠

ヘッドレスト大活躍!椅子に体を預けてリラックスできます。

結構倒れてるので文庫本なら持って読めますが、机での作業やタイピングは難しいですね。
逆に疲れちゃうので後傾の角度では何もしないのが一番正解な気がします。

肘置きはリクライニングに連動していないので、後傾にすると肘ポジションがイマイチ…ですかね。

まとめ

座り心地、良好です!
良いところ悪いところをまとめてみると以下の通りです。

グッドポイント

  • 前傾〜後傾それぞれ良い角度
  • 各所、自分の好みに調節できる
  • 良い姿勢を保てる
  • 集中力が上がった

バッド?ポイント

  • 座面はフカフカではない(好みの問題)
  • まぁまぁ大きい(仕方ない)
  • 肘置きがリクライニングと連動していない
  • ヘッドレストの位置調節ができない

長時間座っていたらそれなりにお尻が痛くなりますが、腰は痛くならないのは感動しました。

作業環境が格段にランクアップ!!
購入して良かったです。

もちろん、実際に座ってみて自分に合ったものを選ぶのが一番ですが、「シルフィーを検討しているけれど試せるお店が近くにないっ」という方の判断材料になれば嬉しいです。
自分は注文ボタンを押すまで苦しみ抜いたので…

以上、オカムラ シルフィーのレビューでした!

10年は一緒にいたいな。



【付記】チェアマットは必要!

チェアマットは重要です!
当たり前だろう、と思う人が多いかと思いますが…
わたくし、前回の椅子でやらかしています。

椅子のキャスターでフローリングを傷つけ、剥がれてボロボロに。
既に手遅れなのは否めませんが、これ以上ひどくならないようにチェアマットを導入しました。

私はダニなどを警戒してカーペットではなく、PVC素材のマットを使用しています。
水拭きもできるので掃除もしやすいです。

↑さっき調べた

PVC(ポリ塩化ビニル)とは…プラスチックのこと!水道管のパイプや合成皮革など日常生活で広く使われている資材です。

チェアマット、なければ買いましょう。
剥がれたフローリングが足に刺さる前に!