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漫画「ミイラ作り教室」(メイキングあり)

東京池袋の古代オリエント博物館様に監修いただき、古代エジプトのミイラ作り漫画を制作しました。

※ペンネーム【にしだ さきこ】で制作

古代オリエント博物館とは

日本最初の古代オリエントをテーマとする博物館として1978年に誕生。
以来、シリアなどでの海外学術調査を行い、その出土品に加えて考古、美術、歴史等の幅広い資料を展示しています。

漫画原案は古代オリエント博物館(略して「オリ博」)様で開催されているミイラ作り体験プログラムです。

プログラムではミイラ職人として参加者は死者(等身大の人形)を囲み、ミイラを作りながら古代エジプト人の死生観などを学ぶことができます。



ミイラ作りについて

はてさて、
ミイラ作り…想像できますか?

乾燥させて、包帯巻いて、はいっ完成〜〜!!ではないのです。
大雑把に作り方をまとめると…

  1. 死者の内臓を取り出し保存
  2. 空になった腹の中に詰め物をする
  3. 乾燥させる
  4. 包帯を巻く

※そのほかにも工程はあります。

ヒョエ…
なかなかにエグい…

キャラクター作り

生々しさ・怖さを緩和できるように漫画化していきます。

まずはミイラ作りを進行していくキャラクター作りから。
今回登場するのはアヌビス先生見習いくん

2人(?)とも壁画などの参考図版があったので、考えるのにはそこまで苦労しませんでした。

アヌビス先生

ミイラ作りの先生。
ミイラ作成のリーダー、アヌビス神からイメージしました。
ほぼ、壁画そのまんま。

見習いくん

ミイラ職人の見習い。
古代エジプトの壁画の男性からイメージしました。
のほほーんとさせました。

スケッチ

キャラクターに何をさせたいか、どんなことを言うのかなど、イメージを膨らませていきます。
お腹に手を突っ込むなど少々エグいことをさせても、絵柄のゆるさでバランスが取れるかな〜と楽しんで描きました。

↓スケッチ(ラクガキ?)たち。



漫画制作

ネタバレ防止に、画像にはちょこっとボカシ&モザイクを入れております。

プロット・ネーム作り

オリ博さんのミイラ作りプログラム工程表を参考に、漫画の流れをザザッと描き出します。
スケッチの時に考えたシーンなども盛り込んでいきます。

↓…ほとんど自分にしか読めない状態です。

次に削ったり加えたりと推敲しながら、1ページに入れるコマを選んでいきます。
内容を詰め込んだので、コマ数多め。

下描き

イラストを描いて、セリフを入力。
他の人にも読める状態にして、下描き完成!!

チェック!

ここで一度、オリ博様に確認して頂き、セリフの言い回しや絵の修正をしました。

例えば…
次のページで登場する怪獣アムムトは頭は鰐(ワニ)、鬣(たてがみ)と上半身が獅子、下半身は河馬(カバ)の怪獣。
下描きではワニ100%で描いていたので、もう少し忠実に怖めに描きかえました。

清書

線画、着彩。
そしてオリ博様に最終確認いただき…

完成〜〜!!

下描き時点まで配置に悩んでいた、1コマ目の死者はアヌビス先生にお姫様抱っこしてもらいました。
アヌビス先生、かっこいい!!

漫画背景にはパピルス紙を模した柄を付けました。

↑さっき調べた

パピルスとは…
古代エジプトで使用された紙のこと。とっても繊維質!
社会の教科書にも載ってたような気が…。

プラスして、ミイラ作り後に行う死者復活のための儀式の漫画も制作。

↓見開きで並べるとこんな感じ。

2ページ目は『セム神官』と『朗唱神官』が登場。
儀式のやり方、呪文の唱え方を教えてくれます。

いろいろな準備をして、乾燥させて、儀式をして…
「ミイラ作りって大変だ〜!」とご理解いただけると思います。

でも、実践はしないでね!約束だよ!

どこで読める?

気になる漫画全編はコチラ↓で読めます!

古代オリエント博物館

クリアファイル

両面印刷のA4クリアファイルです。
いつでもどこでも、ミイラの作り方が確認できますね。

オリ博様のミュージアムショップにて発売中です!

オンラインショップもあります▼

イベントやグッズ情報が気になった方は、古代オリエント博物館HP・SNSを是非チェックしてみてください!

古代オリエント博物館

〒170-8630 東京都豊島区東池袋3-1-4
サンシャインシティ文化会館ビル7階

古代オリエント博物館 Webサイト

古代オリエント博物館 Twitter

岡山市立オリエント美術館

岡山市立オリエント美術館(略して「オリ美」)様でも発売が開始されました!

そして展示室内でも読むことができます。
素敵にライトアップ!!

岡山市立オリエント美術館

〒700-0814 岡山県岡山市北区天神町9−31

岡山市立オリエント美術館 Webサイト

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